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地域のコミニュティからの独立 その9

そんなシニア生活でも楽しくそれなりに送る為には今から準備を進める必要がある。体が健康ならばの条件は付くが健康面や寿命だけは分からないのでそれは置いておくとする。

 

同年代の会社員の方でも60歳で終わりと言える方は少なく、大半の方は元気なうちは正社員でなくとも何らかの労働を考える事になる時代だろう。そしてその頃のワタクシも店以外の業務はそれ程こなせないハズであり、その頃に来て頂けるお客様を今から確保する必要がある。

 

自分の代で終わる事、この地をあきらめる事、時代や環境、状況があるとはいえココまで下火にしてしまった事、その他色んな事を考え、悩みました。時間も必要だった・・・今の高齢者、親世代を無下にはできないが、さりとていつ来るか?来れなくなっている事情があるのか?という人を中心に店を営業するのは今の自分を苦しめる事で今がダメなら先は無いって事に繋がる。それができるのは隠居商売なのだ。今を明日に繋ぐ仕事が訪問仕事で、その先の未来が隠居商売である田舎での店営業、店仕事。今は店をさらに下火にする事になっても未来を考える。暇になるのは老後で良い・・・その境地にたどり着くのに10年かかった。

 

しかし、今はその両立時期。ほんとにしんどいし、休みはない。訪問の間にわざわざ店に足を運んでくれた方々、勝手聞き入れるて下さるお客様には涙出るほど感謝しているし、申し訳ないと常に思っている。甘えてすみません。

 

境地にたどり着いた今でも後ろ髪惹かれる想いはある。

 

想いはともかく、このような状況の中で事情を考えてくれないような地域コミニュティや世話役を背負う事は困難であるのは言うまでもない。人間関係、人も荒んでいる場所、過疎に向かう中では永遠の若手。ストレスこの上ない。向こうが勝手な時以外は無いものと考えるならコチラも無いものになろう。

 

そしていよいよ総会での挨拶の時が来る。

 

総会の時間にはお客様のカラーの予約があり、その時間には会は始まっているが、今回に関しては事情を察してくれたのか放置時間の間の時間で良いとの事で段取りを組んでおくと・・・なんだよぉ、最後になってこれかよぉ・・・

 

場所は当店の前の集会所で歩いて1分の場所だからできる事でもあった。

 

そしてお客さんに事情を説明し少しの間抜けさせて頂いた。

 

~つづく~