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2023年の現状

 慣れ親しんだ(と言ったら可笑しいがw)村と決別し(と言っても店はここにあるし仕事場である)数年が経過した。

 

 村での営業はお客さんの高齢化もあり、当方のお客様で亡くなる方もありで普通なら売り上げ的に厳しくなるし隠居仕事なら体の調子と合わせてまぁ仕方ないで済む話も、ワタクシまだミドル世代でローンもあり、隠居仕事なんてとんでもない。夢はFIREも現実はwwwまぁこの歳になると自分の立ち位置や先はある程度分かる。適度に庶民の楽しみを味わいながら行けるところまで働き続けるんだろうなぁ・・・自営の店なので旅行とかはあまり行けないけど、なんとか続けれたらってのが現実路線かなと。

 

 さてそんな村のワタクシの区分、組で分かれていますがその中でまだここに残っている同級生がいます。仲が良いわけでも悪いわけでもなく、客でもない会えば挨拶やら近所話はする程度の間柄だが、数年前にワタクシがここを出たか出る直前に話した事を今でも覚えている。「この組に若手(と言っても中年)はウチとあんたと婿養子に来たアイツの3軒だけど、このままだと万年、組の役員、厄介事を押し付けられるよ。将来、区長でもなるんか?」

 

 そして去年からここの嫁がやたらと家の前や周りで男(パート先で知り合ったらしい)と不倫を見せつけていたり大声で夜中まで話していたり、ゴミやタバコの吸殻をそのままにしていたので、来年辺り離婚でもして出るのかな・・・そして旦那(同級生)が一人で住むのかなと思っていた。

 2年で役員の任期が交代でその交代時の2から3月に地区の総会がある。その直前にでも引っ越すだろうと思っていたら1月早々からあまりに静かなので早めに出たんだなと察したが、まさか売家になっているとは驚いた。そして地区の役員や近所に知らせず消えた。

 

 親しくはなかったし家庭の事情は知らないが、こいつも地域に不満があったのは確かだ。30歳までは同地区の同組に同級生は5人いた。今は親は別として0になった。これは同級生だけでなく、他の学年の連中もそうだ。つまり家庭を持った者もそうでない者も交通に不便な地域だけで出たわけでは無いと思う。やはりワタクシが感じていた人間関係や村独特の空気が今の時代にそぐわないだけでなく、おかしい、難しいと感じていたんだろうと思う。子供時代はともかく大人になってその地域の流れルール、空気に合わせていたんだ。家庭をもった者は嫁側の感性や今時の生活スタイルに合わないから田舎に住むのが嫌だと言われている可能性もあるだろう。

 もちろん中には2世帯住宅や離れ住宅での生活など田舎特有の広さを活かしたスタイルで住む強者や田舎の実態を知った上で居住を選んだ人もいるにはいるが・・・

 

 これは大阪の都会にほど近い田舎ですらこんな実態でもっと都心部から離れた田舎ではこの程度の陰湿さやローカルルールではすまないのだろう。

 安易な田舎暮らしは気を付けろ!だ。最近はむやみに田舎暮らしを紹介するマスコミが増える一方、闇の部分も紹介する(特にネット)ようになり事実が多くの人に知れるようになった。

 

 よく田舎で人が少なくなり若者がいないのは若者が少ない事や田舎に仕事が無いだけでなく、住民が作り出した環境や古の考えから脱しない老人が今も偉そうにしており変えていこうとしない、それが正義だと信じるものだけが残っているからだと思う。(また正しくとも反対意見やルールは作れない)

 

 さて、ワタクシの店だが店としてのお客様の割合は半分は外部、村以外の人になってきている。同組のお客様は相変わらずいないwが一人不満を抱えている女性がいて(一人暮らし)愚痴や相談を持ってくる為にカラーの依頼はある。その女性からこちらも同組の情報を得たりする事もある。村にまで範囲を広げるとポチポチとお客様はあり、適度に地域の情報や不満は他所では言えない事もウチでは言えるので村の空気感はある程度理解できる。ただ同組のワタクシを見る目は冷たいw

 

 これを書いている時点でワタクシは健康を害しているので今は暇や嫌がらせで廃業するより健康で終わりになる可能性の方が高い(TT)

 

 コロナ禍の数年でさらに地区は寂れている。数百メートル離れたスーパーに人は集まる状況。地域の路線バスは乗務員の人不足で日祝ダイヤで走っている。このバス会社は小型のバスは導入できず、町の大学のチャーターも誰もいないと思っていたがまさかの参入した他社に競り負け、現金以外対応しないバスは少ない働き手や学生が逃げ、空気を運ぶ便が多くなっている。おそらく行政が補助金を出しているのだろうが、数年先はどうなっているのだろう。これが大阪の田舎である。

また、引き続き時間を空けてレポートする。