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大手術

今回の手術は写真の部分の他に2ケ所の計3ヶ所の手術を二回に分けてすると言う説明。

 1回目で頸椎、2回目で胸椎、腰椎とし1回目の術後2週間で2回目を施術とのプランが提示される。
 なかなかコレだけの手術をする事はないだろうが話を聞くだけでも恐ろしい(~_~;)

 手術の直前の状態は左右握力が5、当然ハサミも握れないし箸も使えない。スプーンがなんとか・・・スマホ、タブレットが触れるのが精一杯でジャムなどの小袋が開けれない、足は上がらない、歩けない、風呂やトイレは行けない。せいぜい尿瓶を自分で使う程度。

 どんなに怖くても手術は避けれない所まできていた。まさかこんな事になるとは∑(゚Д゚)

 しかし今回はどの時点でどうすれば良かったかの答えは出なかった。

 とにかく1回目の手術、2回目の手術、そしてリハビリ病棟、入院可能な所への転院と言う流れで事は進む。

 手術の恐怖はいくつになってもあるもので事あるごとに採血や手術の準備が行われる度に覚悟したとは言え怖さは増してくる。何度も熱も出たが食事制限も始まり、ついに1回目の手術の朝、手術装束に着替えさせられ本番を迎える。

 いよいよ手術台に乗せられた。なんとも言えない光景だ。麻酔は効くのだろうか?ものすごく不安の中、意識を失った。

 そして、その日の夕方に目覚める。実はココからも地獄の酸素注入があり、一応の食事はあるのだが当然、食する事は不可能。夜の10時まで苦しい酸素注入が続く・・・

 痰を吐き、水、お茶飲みが許される。勿論体は手が少し動く程度、スマホで辛うじて無事な事をLINEで知らせる。

 時間が流れようやく次の日の朝、夜明け前に目が覚める。

 痛い・・・まだ術の効果は分からないが両手の指が痺れている。