そして転院へ

 手術を施術した病院は救急病院で長期入院は出来ない事になっている。通常は1.2日から長くても3週間程で退院または転院する事になる。
 ワタクシの場合は精密検査入院から始まり2度の手術の日程と段取りや説明、転院するまでのリハビリもあり、結果として救急病院では異例とも言える1ヶ月半もの入院となった。
 術後のリハビリも手術傷が大きかったので痛みはずっとあり仰向けで寝るのにも困難であった。リハビリでもベッド施術では仰向けなので辛い。とにかく動きに連動するので絶えず顰めっ面だったと思う。
 
 まぁそれでも全介護状態から歩行器とは言え何とか自力でトイレに行ったり(病院内ではあるが)できるまでになったのは嬉しく、大手術をした甲斐があったし手術も成功だったと言える。後はどこまで元に戻れるか?仕事復帰できるか?と言った所。
 そして病院にもすっかり慣れてスタッフとも気心が知れた頃、術後半月程で転院する事が決まった。
 事務の方が家からなるべく近くのリハビリ病棟があり、リハビリ入院を受付してくれる病院を数カ所提示してくれた。自分が考えてた病院はリハビリ入院、転院は受け付けておらず、仕方がないので選択肢の中から最初に救急車で運ばれた病院を選んだ。
 理由は最初に運ばれた事、病院のカードがある事、売店がある事、何となく病院の事を知ってる事、そんな理由で選んだ。
 選択した数日後、先方との調整が付き8月26日に介護タクシーで直接向かう事になるとの事。
 吉野家か王将に寄り久しぶりの外食、そして帰宅してから準備や留守中の溜まっているであろう様々な所用をこなし、さらに入院が続く為の段取りなど考えていたが不可能だと知り、とても落ち込んだ。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 せめてこの病院は売店があるからまだマシか・・・と自分に言い聞かせて外食に関しては泣く泣くガマンするとした。しかし仕事関連の準備、休まなければいけない告知など全く手付かずなのはお客様に対して心苦しい(T-T)

 そしてこの病院を選んで失敗と思う事を後日、思い知る事になる。